平塚を代表するフレンチレストラン「アッシュエム」。
海側エリアで長く愛されているアッシュエムが、東京都八王子市の老舗パティスリー「バーゼル」と共同で手掛けた新店舗が「H×M BASEL(アッシュエムバーゼル)」です。
2023年11月にオープンしたこちらのレストラン兼パティスリーでは、土日・祝日限定の朝食ビュッフェをスタート。
今回は、アッシュエムバーゼルの休日限定「ウィークエンドブレックファスト」をご紹介します。
南仏に来たようなのどかな雰囲気
「H×M BASEL(アッシュエムバーゼル)」は、平塚駅から4kmほど北に進んだところに広がるのどかな住宅地の中にあります。
おしゃれな平屋の一軒家レストランは「南フランスに住む友人のセカンドハウスを訪れたような居心地のよさ」をコンセプトにしているそう。
店内に入ると高い天井と白い壁、明るく開放的な空間が広がっています。
大きな窓の外には緑に囲まれたテラスがあり、確かに南仏を思わせる穏やかな空気がただよっていました。
席数は店内58席とテラス席20席用意されており、中2階のようなスペースもあってどの席も広々としています。
休日限定のウィークエンドブレックファスト
本格的に始まったばかりのウィークエンドブレックファストは、土日・祝日限定で、朝8時から10時半までの提供です。
地場の新鮮食材をふんだんに使用した自家製の料理が並ぶほか、バーゼルのおすすめケーキが日替わりで登場するのも見逃せません。
南フランスの田舎町のホテルで提供される朝食をイメージしたというその料理は、華美ではないものの心のこもったやさしい味わい。
ビュッフェ形式で好きなものを好きなだけ食べられるのがうれしいですね。
ドリンクも自家焙煎のこだわりコーヒーをはじめ、紅茶やフレッシュジュースなど充実しています。
大人1,980円という値段設定ですが、きっとお値段以上に満足できるはず。
すてきな空間と朝食で休日のスタートを
予約時間ちょうどにお店に到着すると、店内もテラスもほぼ満席といった賑わいぶりでした。
案内されたのはテーブル席。
入口付近ではありましたが、席同士の距離は十分で広々した店内は開放的な雰囲気なので気になりません。
席に着くとビュッフェの案内があり、ほどなくしてスープが提供されます。
スープは野菜とペンネが入ったやさしい味わいのミルクスープで、朝食にぴったりでした。
さて、主役であるビュッフェの料理は大きな木のテーブルにずらっと並んでいます。
南仏風のテーブルクロスがかかったテーブルの上にはたくさんの器やかごに盛られた料理が置かれ、中央にはキャンドルが。
とてもおしゃれで見ているだけでワクワクします。
料理はサラダの野菜が数種類に自家製キッシュ、卵料理にハム、バーゼルのパン工房から直送されたパンはもちろんヨーグルト、シリアルなどなど盛りだくさんです。
食事提供終了時間の10時までは都度補充されるので焦らなくても大丈夫。
新鮮なレタスやキュウリ、温野菜などのサラダは、めずらしい赤玉ドレッシングでさっぱりと。
シナモンを巻き込んだミニ食パンやライ麦パン、カンパーニュなど4種類ほど並んだパンは、多くが料理に合うシンプルなものですが、それぞれ味わいがちがって飽きません。
バターや数種類のジャムなどもあって選びきれないほどでした。
途中で運ばれてきた焼きたてのキッシュは、ミニサイズながらブロッコリーやニンジンなど具材たっぷりの本格派。
こんな本格的なキッシュを好きなだけ食べられるとは驚きでした。
デザートとして卵たっぷりのふわふわロールケーキと紅茶のケーキも。
こちらはバーゼルで実際に販売されているものだそうで、専門店のケーキが食べられるなんてうれしいですよね。
満腹でもいくらでも食べられそうな優しい甘さのケーキは、あっという間に売り切れていました。
なお、入口近くには生ケーキからギフトに最適な焼き菓子までずらっと並ぶバーゼルのコーナーが。
食事によし、カフェによし、ケーキ屋さんとしても使えて、とてもうれしい素敵なお店でした。
H×M BASEL(アッシュエムバーゼル)
住所:神奈川県平塚市下島90番
電話番号:0463-65-2738
アクセス:JR東海道線「平塚駅」北口より車15分、バス20分
営業時間:平日10:00〜20:00 土日祝8:00~20:00
定休日: なし