思わぬ掘り出しものと出会えるかも! 「湘南ひらつか駅前骨董市」|平塚

純喫茶のクリームソーダや使い捨てカメラ、歌謡曲など、最近若者の間で昭和・平成レトロが一大ブームとなっています。
そんな中で注目を集めているのが、年代物の雑貨や小物などが集まる蚤の市や骨董市といったマーケット。
都内などでは定期的に大規模な蚤の市が開催され、掘り出しものを探しに来る多くの人でにぎわっていますよね。

でも遠くまで足を伸ばすのは…という人も、平塚駅前で月1回開催されている「湘南ひらつか駅前骨董市」なら気軽に足を運ぶことができるのではないでしょうか。
今回は「湘南ひらつか駅前骨董市」についてくわしくご紹介します。

毎月第4土曜日は商店街が大変身

毎月第4土曜日に開催される「湘南ひらつか駅前骨董市」は、JR平塚駅北口の駅前の商店街「紅谷パールロード」全体を使っておこなわれています。
商店街全域を利用した骨董市は、実は珍しいとのこと。
北口駅前ロータリーを左手に歩くこと1分程度で到着できます。その利便性と定期開催による気軽さから、市外から訪れる人も多いようですよ。

パールロードの入り口には大きな旗やのぼりがはためいているので見逃すことはないでしょう。
全長170mほどの平坦な商店街は歩行者天国となり、骨董市が開催されます。左右にずらっと個性的なお店が並んでいて、入り口に立つだけでわくわくします。

さまざまな時代、さまざまな背景のモノたち

いざ、入り口からスタートです。
朝早くからオープンしているため、この日は私も午前中に訪れましたがすでに多くのお客さんが集まっていました。
骨董市とだけあって、客層は大人の方が多めでしたが、中には子ども連れの家族や若い男女の姿も。

入り口近くには、部屋に飾りたくなるような置きものや雑貨が目を引くお店が。
クラシカルな壁掛け時計は、どこでどんな時を刻んできたのでしょうか。
キューピーなどの、なつかしさを感じるレトロな人形も連れて帰りたくなります。

目が合ってしまった昭和レトロな女の子。
非常口の看板とぬいぐるみたちも、いい味を出していますね。

食器や調理器具も、和洋の陶磁器からガラス製まで、さまざまな年代や産地のものが多くのお店で並んでいました。
江戸切子のグラスも北欧っぽいお鍋もすてきで、とても惹かれます。

たくさんの布製品にも目を奪われますね。
貴重な手織りのラグから端切れのような布まで、雑多に置かれた感じが蚤の市らしいです。

世界中から集まってきたような小さな置きものたちは、一つ一つ見ていくだけでも時間を忘れてしまいそうです。
雑多な中から自分だけの宝物を見つけるような楽しさがありますね。

こちらのコロコロと転がるこけしがかわいらしいです。

店主との会話もはずむ骨董市

これ!というものがあったときは、店主と会話をしながら購入を検討するのが骨董市のおすすめの楽しみです。
今回はいろいろと気になるものが多すぎて迷ってしまい、購入には至らなかったのですが、他のお客さんと店主とのやり取りに耳を傾けるだけでもとても面白かったです。

美術品のお店では、店主がお客さんを相手に画家の生い立ちについて熱弁をふるっていました。
また、アンティーク雑貨店では、昭和初期の古いラジオを実際に聞かせてくれたり、値段の交渉に応じてくれたりもしていたよう。

毎回のように出店しているお店も多く、常連さんとあいさつを交わしている様子も多く見られました。
古き良きものを愛する人同士が、会話を交わせるのも骨董市の醍醐味ですね。

和骨董から西洋アンティーク、雑貨、食器、おもちゃ、古着まで、さまざまな骨董と多くの来場者でにぎわう湘南ひらつか駅前骨董市。
次回開催の際には、ぜひ足を運んでみてくださいね。

湘南ひらつか駅前骨董市
住所:神奈川県平塚市紅谷町 紅谷パールロード全域
アクセス:JR東海道線「平塚駅」北口より徒歩約1分
開催日時:毎月第四土曜日 8:00〜16:00 
     ※小雨決行

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。