大磯駅から徒歩6分。
本来の個人宅の雰囲気を保ちながら、清潔感あふれる内装でお客様をお迎えするカフェがあります。車ではなかなか通りにくい路地の隠れ家を訪ねてみました。
まさに隠れ家!
お店までは、まず大磯駅の改札を出て線路沿いの細い道を小田原方面に向かって歩いてください。右側のホームは東海道線が電車になる前の客車列車のホームの遺構です。
5~6分歩くと「パン屋の富田」が左に見えます。右手には島崎藤村邸の小さな案内看板がありますので、そこを斜め左に曲がってください。
「理容室ワタナベ」が見えたら行き過ぎです。地下道の入口と店の間の角をほとんど振り返る角度で左に曲がってください。
路地を進むと左に島崎藤村邸が見えます。目的地はそのはす向かいです!
車がなくても生活が豊かだった時代の風情あふれるお宅です
古民家カフェ「こゆるぎ庵」へようこそ。ここは、クラシック音楽評論家のお宅の雰囲気を変えずにカフェとして利用しているスペースです。
月曜と火曜はお休みです。それ以外にもお休みされる時がありますので来店される前に確認された方が確実ですよ。
OPENの看板を確認して門をくぐりましょう。
敷石に沿って中庭を進みます。
入口には、お店の方がお一人で運営されているためご理解ご協力をお願いする貼紙があります。こゆるぎ庵ならではのゆったりとした時間をお楽しみください。
なんだかお家にお邪魔する気分♪
下駄箱の上では大磯出身の作家の作品を展示、そして販売しています。
明るく広々とした居間をカフェスペースとして提供しています。
日当たりの良い縁側の椅子は、時間が経つのを忘れてしまいます。
ランチセットとガレットセットを注文!
ランチセットはそば粉のガレットです。石臼挽きのそば粉の香りとしっとりした食感に食が進みます。
上にのった唐揚げは脂っこさを感じないさっぱり風味です。
トッピングのキャベツのドレッシングも酸味を抑えた優しい味で、そば粉の香りを邪魔しません。
スープはビーフ、チキン、野菜のコクのある風味です。
デザートには、そば粉のガレットにシュガーバター、バニラアイスと地元産ベリー、メープルシロップをトッピングしたガレットセットも人気です。控えめなベリーの酸味がそば粉の香りを引き立てています。
日替わりのタルトセットはランチセットのデザートとしても注文できます。私はりんごとレーズンを選びました。地元産の梅やフルーツもおいしそうですね。
ルバーブを素材として使う店はスイーツ専門店でもなかなかないと思います。
青森りんごとレーズンのさわやかな味はコーヒーにも紅茶にも合います。
古民家を引き立てる装飾のセンスはご夫婦の趣味
国文学研究職のご主人の趣味の世界です。
「貝合わせ」は平安貴族のひな祭りの遊びですが博物館以外では珍しい展示です。
奥様が北欧に旅行された際のお土産の品だそうです。
こちらの地元の作家さんのアクセサリーは購入できます。
オーナーにお話を伺いました
奥様がお仕事をリタイアされた後、こちらの邸宅との出会いがあり2017年にお店をオープンされたとのお話です。
女性どうしやカップル、ご夫婦のお客様が多いとの事ですが、お一人で見えてくつろがれる方もいらっしゃるそうです。
「日常とは離れた一味違う空気感を楽しみに、ぜひ大磯こゆるぎ庵にお越しください」との事でした。
こゆるぎ庵では、お支払いは現金のみになります。
古民家カフェ こゆるぎ庵
住所:神奈川県中郡大磯町東小磯124-1
アクセス:JR東海道線「大磯駅」より徒歩約6分
電話番号:: 0463-68-0643
営業時間:11:30~17:00(LO16:30)
定休日::月曜日、火曜日(祝日の場合は営業)※臨時休業の時もございます