海沿いの閑静な住宅街にある隠れ家・大磯「旬菜キッチン一鶏」

大磯高校近くの閑静な住宅地に、その一軒家レストランはあります。
地元の人たちに愛される、知る人ぞ知る隠れ家「旬菜キッチン一鶏(いっけい)」さんです。
ご近所の方からのうわさを聞きつけ、行ってきました!

大磯駅からは徒歩20分、海の近くの隠れ家レストラン

二宮方面より車を走らせていると目印の看板がありました。
車はお店の前に2台、少し離れたところにある月ぎめ駐車場に1台停められます。

外観は住宅街になじむ個人のお宅です。
ドアを開けると「いらっしゃいませ!そのまま2階へどうぞ」と声がかかりました。
玄関で靴を脱ぎ、スリッパに履き替えて2階へ上がります。

開放感あふれる明るい空間

一軒家の2階のお部屋がそのまま食堂スペースになっています。
テーブルに椅子やソファーが配置され、20人くらいは座れそうです。
窓が大きく柔らかな日差しが差し込む明るいお部屋で、三角の天井が高く開放感もあります。
ベランダにもお席がありました。

今日のランチメニューはこちら。
定番のキーマカレーや和風ハンバーグも気になりますが次回のお楽しみにして、今回はお店の看板メニューの一鶏ランチにしました。

お店の名前がついたランチプレートはメインおかずと小鉢2品、スープつき

一鶏ランチが運ばれてきました。内容は、ひじきと切り干し大根のきんぴら風(右上)、ゆず大根(右真ん中)、じゃがいもとネギのスープ(右下)、アジフライ、イサキとタラのフリット、鶏胸肉の竜田揚げ、パプリカとブロッコリーと人参のグリル、刻みキャベツ(中央)。

わぁー!と声が出そうになりましたが、一人で来店していたためグッと声を飲み込みます。おかずだけじゃなく、盛られている器のひとつひとつがステキ!
器にこだわりがあるお店のお料理に期待値が上がります。

木製の箸置きは手作りでしょうか?
彫られている文字は貿易の「貿」のように見えます。

じゃがいもとネギが柔らかく煮込まれたミルクスープは優しい味。
この日はいい天気でしたが風が冷たかったので体がじんわり温まりました。

調味料も自家製!すべてにひと手間かかった絶品ごはん

フライやフリットにつけるソース、ハーブ入りのワイン塩、バルサミコ醤油。
ワイン塩はワインに浸した塩を炒ってハーブを混ぜたものだそうです。
どの調味料もひと手間かけているのですね。

アジフライもフリットも衣はサクッと、お魚はふわっと空気をまとった軽さ。
お魚のフリットは初めて食べましたが、特にバルサミコ醤油との組み合わせが絶品でした!

竜田揚げは、本当に鶏むね肉?と思うくらいしっとり柔らかな鶏肉が白い衣でカラっと揚げてあり、お持ち帰りしたくなるおいしさです。

私は開店時間の11:30にお邪魔したのですが、予約の2組の女性のグループがすぐ後にいらっしゃって、その後も続けてお客様が来店されていました。
周りのお客さんも料理を味わいながら話も弾んで楽しそう。
料理全てがおいしくて居心地も良いです。
この癒しの空間から帰っちゃうのも名残惜しくてデザートメニューも物色しちゃいました。

最後まで抜かりない!自家製デザート

デザートにみつ豆を注文しました。(黄色いのはパイナップル)
自家製の弾力ある寒天や蜜、塩ゆでした赤えんどう豆(すべて自家製)のバランスがちょうど良いです。

後で知ったのですがあんこも自家製だとか。それもトッピングすればよかった!
女将さんやお手伝いのスタッフの方もすごく忙しそうだったのに感じが良く気さくな方です。
幸せな余韻に浸りながらお店を後にしました。

コースもありますので、女子会やお祝いなどにもおすすめ。

夜は予約のみ1組限定とのことですが、どんなお食事なのか興味津々。いつかお願いしたいです。
お弁当も(前日17:00までに)予約ができるそうなのでこちらも気になります。

派手さはないけど家庭料理とは明らかにレベルが違う、季節の地元の食材を丁寧に手間暇かけた料理。
食材と食べる人への敬意があふれていて感動しました。
今回は一人でお邪魔しましたが、大切な人を連れていきたいお店です。

旬菜キッチン一鶏
住所:神奈川県中郡大磯町東町3-10-29
アクセス:JR東海道本線「大磯駅」より徒歩20分
     県立大磯高校グラウンドより徒歩2分
     駐車場3台分あり
営業時間:11:30-15:00(LO14:30)
     17:30-21:30(1日1組限定、予約のみ。3日前までに予約)
電話番号:0463-61-9437
定休日:日曜日、月曜日
HP: https://www.facebook.com/shunsaikitchen.ikkei/?locale=ja_JP

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。