平塚はラーメン激戦区ですが、皆様がお好きなラーメンはどのタイプでしょうか。
鶏ガラ、豚骨、煮干し等出汁の種類から麺の太さ、もちろん醤油、味噌、塩の好みもあります。
私の子どもの頃のラーメンのイメージは「お蕎麦屋さんの中華そば」でした。
今回は、脇役だったはずのラーメンのあまりの好評ぶりに、そば屋をラーメン専門店にリニューアルしたお店をご紹介します。
平塚駅北口徒歩から徒歩3分!
外観には、そば屋さんだった頃の面影が残っています。それもそのはず、ラーメン専門店に衣替えしたのは、去年の1月からだそうです。
テレビのニュース番組で取り上げられて以来、ますます有名になり今では平塚の有名ラーメン店ラオシャンと人気を二分する存在になりました。
私が訪れた日には、すでに冷やし中華も始まっていました。
悩ましいほど豊富なメニュー
大黒庵では、好みの麺やスープなどを組み合わせていただきます。
- 麺・・・普通、ヒモ
- スープ・・・醤油、味噌、塩、カレー、冷やし
- 麺の量・・・ミニ、普通、中、大、デカラン、チョーデカラン
- トッピング・・・ワカメ、もち、五目、チャーシュー
さらに味の濃さや麺の硬さを選び、これらを定食にすることもできますよ。
常連さん向けに食券も用意されており、10枚買うと1枚サービスになるそうです。
壁にはこの店に惚れ込んだのであろう漫画家寄贈の絵が掛かっています。お店の特徴が凝縮されたキャッチフレーズがさすがと思わせます。
メニューのデカラン、チョーデカランは、それぞれ4玉、6玉の特大サイズのことだそうです。
チョーデカランを時間内に食べ切ったら代金無料というチャレンジもできますが、あくまで大黒庵は自家製の麺とスープを味わうための店です。
初めてチャレンジする方には、オーナーがデカランにするよう勧めるそうです。チョーデカランは自信のある方に挑戦して欲しいとのことでした。
土日祭日の混雑時はこちらのチャレンジはやっていませんのでお気を付けください。
まずは基本の味付けを!
妻は醤油味のもちラーメン、私は塩ラーメンで「定食」を頼みました。定食の玉子はゆで玉子と生玉子から選べるそうです。私はゆで玉子にしました。
ランチタイムに長居は迷惑になるので控えましたが、時間に余裕があればおつまみで一杯やってから「締め」の麺をすすりたくなります。
中を「チューラン」大を「ジョーラン」と呼ぶのは常連さんの注文で知りました。
麺は、日本そばを打つのに使われる小麦粉を使用した自家製麺です。妻は「チョイカラ」で硬さは普通、私は「パリ」で辛さは普通にしました。
王道の醤油味
以前北陸を旅して富山に行った時、名物の「富山ブラック」を食べてみました。ご飯のおかずにするためのラーメンなので、スープのしょっぱさが特徴のラーメンです。
ここの醤油は色こそ真っ黒ですが、しじみの出汁をベースに鶏ガラ、豚骨、煮干しをブレンドした飲み干したくなるスープでした。イメージとして旭川の醤油ラーメンに近い気がしました。
スープの透明度が高いオーソドックスな中華そばと比較すると少し辛めなのは、「チョイカラ」の注文をしたせいかと思います。
定食は想像以上のボリューム!
さっぱりとした塩味は、出汁の風味が強くゆでたキャベツがスープによくなじみます。
学生時代はラーメンライス、大人になってからもラーメンチャーハンは定番だった私は迷わず定食を注文しましたが、ライスを残さずに食べるのには気合が必要でした。
ラーメンの麺はコシの強い細麺ですが、一玉のボリュームは見た目以上のものがあり、「ジョーラン」を注文する常連さんを尊敬しました。
後日「ヒモ」の醤油味を試してみました
きしめんやフェットチーネが好きな私は別の日に「ヒモ」を醤油で味わってみました。
麺は「パリ」で盛りは「中」、味は血圧を気にしているので今回は「ウスメ」にしてみました。
「ヒモ」を硬めで注文する人は珍しいとオーナーに言われました。「きしめん」や「ひもかわうどん」の感覚で「ヒモ」を注文される方が多いのでしょうか?
盛りは「単品の中」が私には適量でした。
スープと麺で勝負する王道のラーメン屋さんが実は日本そば店からの転身、というユニークなお店ですが、手作りのこだわりが人気の秘密かなと思いました。平塚にお越しの際はぜひ一度お試しください。
大黒庵本店
住所:神奈川県平塚市紅谷町4-21
アクセス:JR東海道線「平塚駅」北口正面徒歩約3分
店休日:年中無休
営業時間:11:00-20:30
電話:0463-21-1335