平塚エリアはラーメン激戦区です。ご存じの方も多い有名店の老郷(ラオシャン)はじめ、おいしいラーメン店が目白押しです。
そんな中で、今回は平塚駅から少し離れた桃浜公園前に店を構えるこだわりのお店をご紹介します。
平塚駅から徒歩12分。カウンターだけのお店
平塚駅ホームの大磯方面の階段を上がり、西口改札を出て左に階段をおります。
線路沿いにしばらく大磯方向へ。
行き方はいくつかありますが、住宅街を抜けるため目印が少ないので、地図アプリを参考に歩かれると確実です。
大きな通りにぶつかって左折すると、桃浜公園が左に見えます。
目的のお店は通りを挟んだ向かい側です。
車で行かれる方は店頭の駐車場看板をご覧の上、指定の位置に停めてください。
店主がほぼ一人で作るため、ランチタイムの混雑を避けるのなら、11時から11時半頃にお店に着く事をおすすめします。
お子様用の椅子の用意もありますよ。
しょうゆ、しお、パイタン、みそから選べます
お店はL字型のカウンターだけの席になります。
冷水のピッチャーは目の前に置いてありますが、グラスはご自身で壁際から持って来てください。
メニューは壁に大きく書かれており、しょうゆ、しお、パイタン、みそから選べます。
人気No.1はパイタンですが、先代オーナーが営んでいた横須賀時代からのお客様には、塩を選ばれる方も多いと聞きました。
私は他のラーメン店には珍しいパイタンと餃子、妻はしおを注文しました。
このお店の麺は自家製で、季節ごとに湿度に合わせて水分量を調節し、数日間熟成させているとのことです。
麺は細麺のストレートですが、しっかり歯応えのある食感と小麦の風味を楽しむことができます。
のどごしが良く、食べ応えがあります。
4種類の味を用意するのは、ベースになるスープに自信があることを意味します。
鶏ガラとげんこつから丁寧にアクを取り除いたスープは、さっぱりとした中にもコクがありますよ。
澄んだスープとパイタンを別々に仕込むのはさぞ手間が掛かると想像しますが、常連客からの要望に応えるために努力を惜しまないお店の誠意の証です。
パイタンはイメージと異なりあっさり風味ですが、上品な出汁が効いたスープでした。
妻のしおのスープを味見させてもらいましたが、さっぱりの中に旨味を感じるこちらは和風のイメージでした。
どちらも甲乙つけがたいうまさでしたのでお好みで選んでください。
チャーシューは最初もも肉かと思う程脂身の少ない見た目ですが、噛むと肉の旨さをじわっと感じる仕上がりで、口の中でほろりと崩れる柔らかさでした。
もやしは火が通ってもシャキシャキの食感で、麺と交互に食べると食欲が倍増します。
メンマは一度塩抜きしてから醤油とごま油で再度味付けしており、塩分が少ない食べやすい味です。
トッピングの甘酢ショウガとワカメは箸休めに最適!
「味変」と味つき餃子もおすすめです
ここでカウンターに並ぶ「味変3兄弟」の登場です。左から
- 唐辛子入り刻みしょうが
- 刻みしょうが
- すりおろしニンニク
となります。
私は「唐辛子入り刻みしょうが」と「すりおろしニンニク」を、妻は「刻みしょうが」を加えました。
パイタンに「唐辛子入り刻みしょうが」と「すりおろしニンニク」は、予想通りあっさりスープにパンチが加わり、追加のライスを頼みたい気持ちを必死に我慢しました。
しおスープに「刻みしょうが」はおなじみの組み合わせでどなたにもおすすめできる味かと思います。
お待ちかねの餃子がやって来ました。
このお店の餃子は、餡に味の付いている私が好きなタイプ。
付けダレの小皿はこちらから頼まないと提供されません。
最初はそのまま頂きました。
一口噛んだらまず野菜シャキシャキの歯応えに、後から肉汁がジュワッと口の中にあふれて旨味で一杯になりました。
2個目はもらった小皿にお酢と先ほどの「唐辛子入り刻みしょうが」をブレンドしたタレでいただいてみました。
お店自慢の餃子は勿論そのままで充分美味しいのですが、唐辛子(ラー油でない所がポイントです)と刻みしょうがとお酢の味が、餡の上品な塩味を引き立てて、又違った風味を楽しめます。
味変は餃子でも楽しめることを実感しました。
老若男女問わず満足感を得られる、先代からの歴史を引き継ぐ夫婦のお店が、皆様から愛される理由に納得しました。
らぁめん つくし
住所:神奈川県平塚市黒部丘2-21
アクセス:JR東海道線「平塚駅」西口より徒歩約12分
電話:080-5919-9040
営業時間:11:00-14:00/18:00-20:00
定休日:日曜・月曜
Paypayでの支払可能
Instagram @raamentsukushi