海を感じる市立図書館 平塚「なぎさふれあいセンター・南図書館」

住みたい街を探すときに、図書館の場所を調べることはありませんか?
本を読みたいときはもちろん、子どもを遊ばせたり勉強をしたりと老若男女問わず活用できる施設である図書館は、スーパーや郵便局などの立地に次いで、その街の住みやすさのバロメーターのひとつになっていると思います。

今回は平塚市の「海側」と言われる駅の南エリアで、唯一の図書館である南図書館と「なぎさふれあいセンター」をご紹介します。

海から徒歩1分!?海風香る立地

平塚駅の南口から歩くこと約15分。
海まで100メートルのところにあるのが「平塚市南図書館」であり、複合的な公共施設「なぎさふれあいセンター」です。
中には図書館と立派な体育館、老人福祉センターなどの施設があります。
市役所などをはじめとする公共施設の駐車場が軒並みコインパーキング化する中、貴重な無料の駐車場があるのもポイントですね。

入口の前にある自転車置き場も整然としていて、いつも自転車がマナー良く並んでいます。
季節ごとに花が咲き、木々も整えられていて年中いつ訪れても気持ちの良いエントランスです。

各階を簡単にご紹介

3階建ての建物内部を簡単にご紹介します。

まずは、1階エントランスホールに入ると右手に広々としたきれいな体育館が。
こちらでは市の登録団体によるさまざまなサークル活動がおこなわれていたり、市のイベントなどに使用されたりしています。
外からの光が入って明るく開放的な空間ですよ。

2階は老人福祉センターです。
入浴施設や機能回復訓練室がありマッサージチェアや電気治療機なども置いてあるそう。
高齢者の方なら電気治療器などは無料で使えるので、ゆったり過ごせる環境ですね。

明るく開放的な図書館がおすすめ

さらに階段をのぼって3階にあるのが平塚市南図書館です。
こちらも日差しの明るい室内で、気持ちがいいですね。
入って左手には新聞や雑誌を閲覧できるコーナー、右手には各種本のコーナー、というように分かれています。

蔵書数は約13万冊と多くはないですが、海の近くという立地から海に関する本が充実しているなどの特徴があります。
また、小説、エッセー、趣味関係、子ども関係など、まんべんなく幅広いジャンルの蔵書があるので、個人的には見やすいと思います。

また、市内には他に蔵書数約45万の中央図書館などもあり、目当ての本がない場合は端末で検索をしたり、他の図書館から取り寄せてもらったりすることもできますよ。

充実した子ども向けコーナー

図書館の奥には子ども向けの本のコーナーが。
幼児~ティーン向けまでかなり豊富にそろっている印象です。

中でも絵本がならぶ一角には、靴をぬいで入れる幼児向けの「おはなしコーナー」があり、広いスペースでは親子で自由に絵本を読んだり遊んだりすることができます。

平塚市では、はじめて絵本を手に取る赤ちゃんと保護者に向けて、赤ちゃんとの絵本の楽しみ方を伝え、読み聞かせをしながら絵本を手渡す「ブックスタート」という運動をしていて、そういったイベントの場所にもなっているようです。

自習にぴったりの閲覧席

南図書館には、座って本を閲覧できるようにスツールやソファー、窓際のカウンター席が点在しています。
図書館の最奥には広い机と椅子があり、学生から大人までいつもたくさんの人が本を読んだり勉強をしたりしています。
学校のテスト期間になると、テスト勉強をする学生で満員になっていることも。
適度に空調が効いていて静かな環境は自習に最適ですね。

いかがでしたか。
平塚市立図書館の中で、唯一駅から徒歩圏内という便利な立地にある南図書館。
赤ちゃんから大人まで、市民が幅広く利用できるのが良いですね。
大きな窓からの採光が心地よく、休日にのんびり訪れたいおすすめの施設です。

お正月の風物詩の箱根駅伝や、湘南国際マラソンなどのルートにもなっていて、応援のついでに立ち寄る人もいるようですよ。
海のレジャーなどを楽しむついでに、子どもの気分転換などにもおすすめです。

平塚市南図書館
住所:神奈川県平塚市袖ケ浜20-1
アクセス:JR東海道線「平塚駅」北口より徒歩約16分
TEL:0463-21-3080
営業時間:9:00〜17:00
定休日:月曜日(祝日の場合は開館し、翌火曜日休館)、月末(土・日・祝日は除く)、年末年始、特別整理期間

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。