こだわりのスパイスが新感覚ジェラートに 平塚「湘南スパイスジェラートHisa」

JR平塚駅の北口改札は駅ビルのラスカ3階と直結しています。
そのラスカの一角であるフードコート「シーサイドテーブル」は、改札を出てすぐの入口からアクセスできる便利さから1日中老若男女でにぎわっています。

入口を入って左手に見える、鮮やかな黄色の看板と色とりどりのジェラートが並ぶショーケース、こちらが「湘南スパイスジェラートHisa」です。
今回は、一風変わった新感覚ジェラートが食べられる「湘南スパイスジェラートHisa」をご紹介します。

高久製パン由来のオリジナルスパイス

駅直結という便利な場所に位置する「湘南スパイスジェラートHisa」は、1924年創業の平塚の老舗パン屋さん「高久製パン」が手掛けるジェラート屋さんです。
高久製パン創業100年の新規事業としてオープンしたとのことで、力の入れようが分かります。

高久製パンといえば、名物弦斎カレーパンが有名。
明治時代に平塚に住んでいた村井弦斎のベストセラー「食道楽」のレシピにあるカレーとパンを融合させ、お米を混ぜ込んだ生地で福神漬入りのスパイシーなカレーを包んだ弦斎カレーパンは他にはない味わいで、数々の賞を受賞し平塚市の名産品にも指定されています。
そんな弦斎カレーパンで培われたオリジナルスパイスをジェラートにも、ということで期待が高まります。

珍しいフレーバーのジェラート

ジェラートのショーケースをのぞきます。
ずらっと並んだ色とりどりのジェラートの中には、ミルクやショコラといった定番からチャイ、山椒のチョコソルベ、などの変わったフレーバーもあって興味津々。

いちごのジェラートは平塚産のいちごを使用しているとのこと。
あまり知られていないかもしれませんが、平塚は実はいちごの産地なんです。
その時々に収穫できる種類によって使用するいちごも変わるそうで、訪れるたびに新しい出会いがありそうですね。

この日はダブル580円で、気になったチャイと定番のミルクを注文。
かわいい黄色のカップに入ったジェラートは、小ぶりに見えてたっぷり堪能できる量ですよ。

スパイスを堪能できる大人ジェラート

まずは気になっていたチャイを。
「Hisaのこだわりスパイスシナモンなどを使ったチャイティーです。アロマを味わいください」という説明通り、さっぱりした口あたりながら濃厚なシナモンが鼻から抜けていきます。
甘さはかなり控えめでチャイのまろやかさとスパイスの刺激とプチプチした食感が楽しいジェラートでした。
これはクセになりそうです。

一方のミルクの紹介文は「地元神奈川県の牛乳を使用したジェラート。濃厚さもありながらさっぱりしたミルク味です」とのこと。
地元産にこだわったミルクはさっぱりしながらも香りがまろやか、やさしい風味と口どけに癒されました。

チャイとミルクの組み合わせがとても良かったです。

ちなみに、「湘南スパイスジェラートHisa」は隣の高久製パンの販売コーナーとつながっていて、店員さんが両方のお店を行ったり来たりしていることもあるようです。
カウンターには無人の場合に呼ぶためのベルが置かれていました。

ジェラートはカップのみでシングルとダブルを選べる他、高久製パン特製のもっちりパンに好きなジェラートをサンドしていただくジェラパンや、選んだジェラートにエスプレッソをかけるアフォガートなどのメニューも。
もちろんドリップコーヒーなどのドリンクメニューもあるので、甘いものはいらないけどちょっとひと休みしたいという時にもおすすめです。
高久製パンらしさを押し出したスパイスと、湘南ならではのこだわりの食材を使ったちょっと変わったジェラートの数々、ぜひ一度ご賞味ください。

湘南スパイスジェラートHisa
住所:神奈川県平塚市宝町1-1 ラスカ平塚3F
電話番号:080-9701-3027
アクセス:JR東海道線「平塚駅」北口すぐ
営業時間:10:00~19:30ラストオーダー
定休日:ラスカ平塚に準ずる

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。