贈り物やお持たせに!銘菓つりがね最中が絶品の老舗和菓子店「山口屋」

平塚駅から北西方向に車で20分ほど、秦野市との境目に平塚市南金目というエリアがあります。
平塚八景にもなっている金目川が流れ、坂東三十三観音の札所としてにぎわう金目観音がある観光にもぴったりのエリアです。

そんな南金目の金目川沿いに明治35年創業という超老舗の和菓子屋さんがあります。
今回は何を食べても間違いない、おすすめの和菓子屋さん「和菓子司山口屋」をご紹介します。

立派な店構えの安心感

金目川沿いにある金目観音堂、光明寺を通りすぎたところ、「観音橋入口」交差点に和菓子司山口屋のお店はあります。
老舗の和菓子屋さんらしい立派な店構えで、入り口ではのぼりがはためき店前にはたくさんの商品名が。
なかなかにぎやかでワクワクしてきます。

店舗の隣には数台駐車できるスペースもありました。
ただ県道62号線はかなり交通量が多く道幅も広くないため、慣れていないと入りづらいと思ってしまうかも。
そんな時は無理せず近くの駐車場を探しましょう。
また、光明寺への参拝ついでに足を延ばす人も多く、皆さんバスで来られていたようですよ。

平塚市観光協会推薦銘菓「つりがね最中」

お店の看板商品は「つりがね最中」。
平塚市観光協会の推奨銘菓にもなっているお菓子です。
金目観音堂のある光明寺に600年前に奉納された名鐘にちなんで作られたそうで、全国菓子博覧会で金賞を受賞したこともある逸品です。

小さいのにずっしり重みのある包みを開けると、ふわっと香ばしい皮の香りが立ち上がり食べる前から幸せです。
鐘そのものの形をした皮は上質なもち米でパリッと焼き上げられていて、中には厳選された小豆で作ったこだわりのあんがたっぷり。
そのおいしさは、多くの人が贈り物やお持たせに買っていくというのが納得でした。
ちなみに翌日頃まではパリッとしている皮が3日目以降はしっとりしてくるので、お好みの食感が楽しめるそうですよ。

定番から変わり種まで目にも楽しい和菓子たち

こちらのお店では四季折々の上生菓子をはじめ、たくさんの種類のお菓子が楽しめます。

お店に入ると店の横幅いっぱいにずらっとショーケースが並んでいて興奮します。
大福からおまんじゅう、揚げ饅頭、どら焼き、カステラ、などなど…これだけあれば、好みのお菓子が見つけられそうですね。
中でも人気なのは、つりがね最中はもちろん、むし羊羹や銘菓空蝉などの定番和菓子や、コーヒー大福やイチゴ大福といった和洋折衷なお菓子たち。
イチゴ大福だけを大量に買っていく人もいるそうですよ。

意外なおいしさで驚き!和(なごみ)レモン

そんな中、今回気になって買ってみたのが「和(なごみ)レモン」です。
レモンケーキ?のような雰囲気もありますが皮はしっかりしたまんじゅうで、見た目は和風。
レモン風味のおまんじゅうをイメージしていましたが、一口食べてみると驚きました。
中はレモン風味の黄色いミルクあんなのですが、これが和風とも洋風ともつかない不思議な味なのです。
香り高くてくちどけの良いあんことしっかり厚みのある皮のバランスが良くて新しいコラボレーション。
説明が難しいですが、これは絶対リピートしてしまうおいしさでした。

平塚銘菓つりがね最中をはじめ、1つ1つのお菓子が全ておいしくてびっくりさせられた和菓子司山口屋。
平塚市街からは少し外れたエリアにありますが、わざわざ訪れても食べたいと思わせる和菓子屋さんでした。

和菓子司 山口屋
住所:神奈川県平塚市南金目891
アクセス:JR東海道線「平塚駅」よりバスで約20分
TEL:0463-58-0108
営業時間:9:00~18:00
定休日:水曜日

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。