平塚の駅ビルといえば、東改札から直結している湘南ステーションビル「ラスカ平塚」。
ラスカといえば平塚駅の北口側にある地下1階地上7階建てのショッピングビルを思い浮かべる人がほとんどだと思いますが、実は「ラスカ南館」なるものが存在するんです。
その名の通り、平塚駅の南口側にあるスーパーや美容院、書店などが入った比較的小さめの商業ビル「ラスカ南館」。
その2階に唯一の飲食店として「麻布茶房」が入っています。
今回は、駅ビルなのに穴場な甘味処「麻布茶房」をご紹介します。
大人向けの落ち着いた空間
平塚駅東改札を出て右手側、南口の方向に歩いていくと外に出る階段とともに「ラスカ南館」へ続く通路が見えてきます。
ドラッグストアと書店が入っている3階から1つ階段を下りると目の前にあるのが「麻布茶房」。
甘味処のチェーン店として有名ですが、実は神奈川県内には横浜・川崎と平塚の3店舗しかないそうです。
いつも大体すんなり席に通してもらえるものの、ガラガラということはなく常にある程度の出入りがあるよう。
落ち着いた客層でワイワイした雰囲気はなく、接客も含めてとても静かで落ち着いています。
店内は一面外に面していて、駅ビルではあるものの開放感があります。
買い物帰りの休憩など、比較的ゆっくり過ごしている人が多い印象の大人の甘味処といった雰囲気。
とはいえ、席が1つ1つ広々としているので赤ちゃん連れや家族での利用もしやすそうですよ。
特に何も言わなければ、席に座ると真夏でもあたたかいお茶が出てきます。
はじめはびっくりしますが、このお茶が不思議なほどおいしくて何度もお代わりしてしまうほどです。
高クオリティの甘味たち
甘味処というだけあって、甘味メニューだけで40種類ととても種類が豊富です。
季節のメニューや名物のクリームスイートポテトなどもありますが、悩みに悩んで「白玉クリームあんみつ」をセレクト。
美しい和の器に盛られたクリームあんみつは、たっぷりのあんこにつやつやの白玉、大きなフルーツ、寒天、わらび餅、ソフトクリームと目にも鮮やかです。
添えてある黒蜜をたっぷりかけてからひと口。
まずは、あんこのおいしさに驚きます。
さらっとしたなめらかなこしあんで、くちどけが良く白玉やソフトクリームともよくなじみ、全体をやさしく包んでくれる感じ。
むっちりした白玉も、さっぱりとくどすぎないソフトクリームも、1つ1つがとてもおいしくてひと口ひと口が幸せです。
そして、何といってもわらび餅のおいしさ。
ただの添えものではなく、単品で味わいたいほど柔らかくてしっとり、きなこと黒蜜の風味が抜群で本当においしいです。
全体のボリュームが多いのでお腹いっぱいになってしまうのですが、甘さ控えめで飽きないのでずっと食べ続けたいあんみつでした。
一緒に頼んだ「抹茶彩りパフェ」は、しっかりと渋みも感じる濃厚な抹茶アイスとコクが深いきなこアイスが並んでいてボリュームたっぷり。
甘さ控えめのアイスと敷かれた粒あんが良いバランスで、別添えの黒蜜ともよく合いました。
甘味処らしいアイス抹茶はシロップ別添えでやってきましたが、何も入れなくてもほんのり甘みがあり、のど越しも後味もよくてさっぱり飲めます。
夏におすすめのメニューですよ。
食事利用にもおすすめ
実は、麻布茶房には食事メニューもたくさん。
あんかけ焼きそばや丼もの、ハンバーグなどの定食メニューまで、どれもボリュームたっぷりでおいしく、大人の男性でも満足できそうです。
ちょい呑みに良さそうなおつまみメニューまで用意されているので、甘味が苦手な人でも大丈夫。
付き合いで来たお父さんもゴキゲンで過ごしてくれること間違いなしです。
いわゆる甘味処というお店が少ない中で、和菓子好きやあんこ好きにはたまらないラインナップの幸せなお店でした。
麻布茶房 ラスカ平塚店
住所：神奈川県平塚市代官町1-1 ラスカ平塚南館2階
アクセス：JR東海道線「平塚駅」南口から徒歩約1分
TEL：0463-22-5399
営業時間：11:00～21:00
定休日：ラスカ休業日に準ずる
