大磯駅から徒歩10分ほどの場所にある、「高田公園」までの道のりと魅力をご紹介します。
「高田公園」は夜景でも有名な湘南平に続く坂田山の一角にあり、ハイキングコースの一部にもなっている絶景スポット。
湘南平は日本の夜景100選に選ばれていることもあり、ご存じの方も多いかもしれませんが、実は「高田公園」も海を望めるビューポイント。
大磯駅からの上り坂は少しきついですが、道中も晴れた日には相模湾や房総半島の景色を楽しめます。
さらに公園内には大磯にゆかりのある高田保の墓碑などがあり、歴史を感じることもできますよ。
運動不足の方、大磯の絶景を味わいたい方、土地の歴史に触れたい方など、多くの方におすすめの場所です。
体力づくりにもおすすめ!坂道をのぼったあとの絶景ポイント
今回私は大磯駅から歩いて高田公園へ行きました。
初めて行く場所だったので、マップを見ながら歩くと想像よりハードでびっくり。くねくねした上り坂がしばらく続くので、ジワリジワリと体力を持っていかれます。
汗をたらして坂を上ると、キラキラ輝く海の景色に感激しました。
公園に到着する前の高台からでも、相模湾はもちろん、晴れの日には房総半島や江の島も見ることができます。運が良いと富士山も見られるとか。
この日は快晴だったため、とってもきれいな景色を見ることができました。
季節の花も楽しめる のびのびとした公園
高田公園自体は広々とした敷地のシンプルな公園です。
カラフルな机と椅子があるので、景色を楽しみつつしばらく休憩を取りました。
季節によって桜や藤棚の花も楽しめるようなので、過ごしやすい季節にここでピクニックするのもよさそう。
園内の遊具は、滑り台とブランコ、動物のオブジェがありました。
なんだか味のある動物は思わず写真を撮りたくなる存在感。
遊具は控えめですが、敷地が広いので鬼ごっこや大縄跳びなど場所をとる遊びものびのび楽しめます。
この日は地元の子どもたちがわいわいと公園で遊んでいました。
子どもたちが海に向かって思い切りブランコをこぐ姿を見ていると、あまりに爽やかで青春の1ページのようでした。
公園内にはトイレや水飲み場もあります。帰り道のことを考えると、園内に設備があるのはありがたいですね。
大磯で愛される高田保の足跡
高田公園は、大磯にゆかりのある高田保から名づけられています。
高田保は明治28年茨城県土浦町生まれ。劇作家、随筆家、演出家など幅広い分野で活動しています。戦時中から体調をくずし、昭和18年から療養のため大磯に住み始めました。
昭和20年に東京日日人文にて連載された、随筆「ブラリひょうたん」が好評を得ています。大磯町の社会教育にも力を入れていましたが、昭和27年57歳で亡くなりました。
人望が厚く、多くの大磯町民に慕われた高田保。園内にはブラリひょうたんで愛用していた筆・分骨が納められています。
「海の色は日差しで変わる」という高田保直筆で刻まれている石碑も歴史を感じる場所です。
ウォーキングコースにも!海の絶景と高田保の歴史を刻んだ公園
毎日のお散歩コースや、天気の良い日の運動におすすめの「高田公園」。
房総半島や江の島まで見える景色は、見るだけで清々しい気分になります。
大磯駅から高田公園までは徒歩10分程。坂道は少し手ごわいですが、体を動かすにはちょうど良い距離だと思います。
ベビーカーでは大変かもしれないので、お子さんが一緒の場合はしっかり歩けるようになってからがおすすめ。
高田公園の魅力は絶景だけではありません。
大磯の人に愛された高田保の足跡を見て、大磯の歴史を感じることも出来ます。土地の歴史を知ることで、その場所がより身近に感じられるかもしれません。
聞いたことあるけどまだ行ったことがない、という地元の方にもぜひおすすめしたい場所です。
高田公園までの道に慣れたら、さらに足をのばして湘南平での景色や食事も楽しみたいです。
高田公園
住所:神奈川県中郡大磯町東小磯992
アクセス:JR東海道本線「大磯駅」より徒歩約10分
TEL:0463-61-4100(大磯町生涯学習課)