29周年!湘南大磯「パンの蔵」で食べたい地産地消のコラボパンと絶品本格あんぱん

みなさんお気に入りのパン屋さんはありますか?
味、価格、食感、店員さんの雰囲気などお店選ぶ理由はさまざまですよね。

今回ご紹介する「パンの蔵」は地元の食材を使用したり、学校や会社などと共同開発したりと「ここだけの味」が見つかるお店。

パンの蔵の「顔」である、和菓子屋さんの餡を包んだ「あんぱん」も人気商品の1つです。

移転後も根強いファンから愛され続ける「パンの蔵」をご紹介します。

移転2回。和菓子も買えるパン屋さん

JR大磯駅出て「Oiso Beach」のゲートをくぐり、電柱に記載された案内通り歩くこと3分。通りのうらにひっそりと佇む「パンの蔵」を見つけました。

2024年で29周年を迎えた「パンの蔵」。店名の由来は、最初の店舗である蔵造りの建物の内部を改装したことからだそう。

開店当初は大磯の国道1号線沿い、大磯駅前と移転した後、現在の大磯町立大磯図書館にほど近い住宅街の中へ移転をしました。

パンの蔵の味を求めて久しぶりに来店した方が移転に気づかないこともあるそうなので気を付けてください。

店主のご実家が平塚市の和菓子屋さん、奥様のご実家が大磯の和菓子屋さんというご夫婦。
ともに実家が和菓子屋であったことから、自慢の餡子を使用した「あんぱん」をお店の顔としてお店を営んできたそう。

店内には奥様の実家である「友月堂」の和菓子も並んでいます。

「パンの蔵」限定!地元の味を詰め込んだパン

「パンの蔵」はラインナップが特徴的です。

健康や地産地消にこだわったオリジナリティのあるパンも盛りだくさん。地元の名店・漁業・農園と考案したコラボ商品も多数並んでいました。

商品の一部をご紹介します。

  • 茶々

「健康」をテーマにお茶などを使った商品。季節ごとに中に入るものが変化するそう。
玉露ペースト・黒豆、春は桜葉、秋は栗など季節の移り変わりを楽しめる商品です。パウンドケーキのような形になっているため、カットして手軽に食べられます。
「めざましテレビ」でも紹介された商品なんだとか。

  • 菜の花パン

菜の花が有名な神奈川県二宮町の菜の花を使用したパンです。

  • イノウエ

大磯にある井上蒲鉾店とコラボした薩摩揚げの入ったポンデケージョ。おつまみにもおすすめです。

  • あんぱん

奥様のご実家「友月堂」のあんこを使用。人気が高く伺った際もかなり売れているのか数が減っていました。

  • おからくん

産業廃棄物でありながら、栄養価の高いおからを活かしたい。この課題を平塚農業高校の生徒と協力して開発したパン。

パンの販売状況は日によって異なるようで、夕方前に売り切れてしまうこともあるそう。心配な方は早めの来店がおすすめです。

パンの蔵の人気商品2点をご紹介

今回購入したのは「イノウエ」と「黒豆茶々」。

  • イノウエ

トースターで軽く温めてからいただきました。
食感はもちもち!生地の甘みとチーズの塩味のバランスが絶妙で、中に入ったさつま揚げがアクセントになっています。おいしくてバクバク食べてしまいました。

  • 黒豆茶々

温めるとお茶の香りがしました。ヨモギのような風味と甘みのある生地で、豆のしっとり感と甘さがアクセントになっている新感覚のパンでした。

デザイナーでもある店主が作る大磯の味

パン屋さん以前はデザイナーをしていた店主さん。
お店を開くまでは仕事を続けながら平塚市内や都内など、計5カ所のパン屋さんで修行していたのだとか。

「パン作りはクリエイティブ。想像力が欠かせない点ではデザイナーの仕事と繋がる部分があり、面白さを感じた」といいます。

お店のロゴや商品のパッケージなどもご店主さんのデザインだそう。

地元の会社や学校と共同開発したパンや、和菓子屋さんの餡子を使用したパンはここでしか味わえない特別な味。

大磯の味をたっぷり詰め込んだ「パンの蔵」の味を一度味わってみてはいかがでしょうか。

パンの蔵
住所: 神奈川県中郡大磯町大磯995-13
アクセス: JR東海道本線「大磯駅」徒歩3分
TEL: 0463-61-4441
営業時間: 10:00~16:00
定休日: 火曜・水曜

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。