湘南の潮風を感じながら散歩を楽しめる!茅ヶ崎と平塚を渡す「トラスコ湘南大橋」

平塚市と茅ヶ崎市の間を流れる相模川にかかる大きな橋「トラスコ湘南大橋」があります。海沿いにあるので、橋からは相模湾と富士山と湘南の街を一望できます。トラスコ湘南大橋は車で通ることはありましたが、今回は徒歩で渡ってみたのでその様子を紹介します。

トラスコ湘南大橋とは

私が子どもの頃は、トラスコ湘南大橋ではなく湘南大橋という名称でした。トラスコ湘南大橋という名称になったのは、機械工具卸事業をしているトラスコ中山株式会社が命名権を獲得したからです。2010年より5年契約をしており、現在も更新中です。橋に命名権を与えることは全国初とのことで、多くのメディアに注目されました。

トラスコ湘南大橋は全長698m。1934年に初代の橋が着工され1936年に完成し、当時は県内で一番長い橋となっていました。老朽化に伴い建設され1986年に完成し、その後も渋滞緩和のために建設が進み現在の4車線の橋となったのです。

思ったよりも歩道の幅が広く歩きやすい

さて今回は茅ヶ崎方面からトラスコ湘南大橋に入りたいと思います。柳島から橋を望むと写真の通りです。上下線4車線に歩道が両端にあります。

歩道の幅は広く、思った以上に車の影響が少ないように感じました。また、途中まで外側に立てがあったり、車の振動もあまり感じたりせず静かに橋を渡れます。川の真上の立てのないところも、風の強くない日は想像以上に穏やかでした。

通勤通学にも便利

途中近隣の学校に通う学生複数人と自転車ですれ違い、通学や通勤に使われる人も多く、近隣市民の生活道路でもあることを改めて思いました。

高校生が自転車で海を見ながら通学する光景を見て、湘南の風を感じながら、ステキな景色を毎日のように見ながら通えることに少しうらやましく思ってしまったのは、私だけでしょうか。もちろん、雨風の強くない日に限った話ではありますが…。

天気のいい日は大島も見えます。大島が噴火したときに、噴火の様子が見えたという話もあります。波の音を聞き、遠くの島を眺め、磯の香りをかぐ。五感を刺激する散歩道。今まで車でしか通ったことはありませんでしたが、ただ歩くだけでも十分楽しめます。

またトラスコ湘南大橋の近くには、茅ヶ崎方面には柳島しおさい公園や柳島スポーツ公園、平塚方面にはしおかぜ広場があります。

かながわの橋100選に選ばれている

相模川の一番河口にかかるトラスコ湘南大橋は、かながわの橋100選にも選ばれていることでも知られています。平塚市の100選として馬入橋、下花水橋、花水川橋とともに選ばれているのですよ。富士山と海と街を一望できる最高のロケーションにあり、市町村や一般市民から推薦を受けて選ばれたことに納得できました。

【番外編】昔、橋の入り口にあったロブスター屋さん

その昔、平塚側の橋の入口にロブスターの看板を掲げたお店がありました。橋を改築してから見なくなりましたが、平塚の南側でしばらく営業されていたそうなのですが、最近その店舗も閉店してしまったそうです。

真っ赤なロブスターの看板は多くの人にインパクトを与え、今でも湘南大橋のロブスターとして近隣の市民の間で話題となっています。

お散歩がてらぜひ、トラスコ湘南大橋を訪れてみてはいかがでしょうか。


トラスコ湘南大橋
所在地:神奈川県平塚市須賀 国道134号線
アクセス:JR東海道線平塚駅より徒歩25分 

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。