平塚駅「中村屋和菓子店」の獅子文六が愛した「大番」と、季節を味わう和菓子

平塚駅西口から徒歩7分ほどにある「中村屋和菓子店」をご紹介します。
中村屋和菓子店は平塚に根付く老舗和菓子店。

昭和の作家「獅子文六」御用達のどら焼きや、素材からこだわり丁寧に作られた季節の和菓子に出会えます。

幅広い世代に愛される。老舗の味と歴史「中村屋和菓子店」

「中村屋和菓子店」は、創業80年をこえる老舗和菓子店。
「中村屋」と聞くと、「新宿中村屋」を思い出す方もいるのではないでしょうか?

なんとお店の創業者であるおじいさまは、「新宿中村屋」で修業されていたそう。
のちに暖簾分けという形で独立し、現在の「中村屋和菓子店」が生まれました。

現在3代目のご主人がお店の看板を守っています。
老舗の和菓子屋さんというと年配のお客さまが多いイメージでしたが、最近は近くにスーパーができたことで若いお客さまが増えたそうです。

作家「獅子文六」が愛したどら焼き「大番」

中村屋和菓子店のいちおし商品は、「大番」。
「大番」はいわゆるどら焼きのことで、平塚市観光協会の推奨銘菓にもなっています。

商品名の由来は、昭和の小説家「獅子文六」の作品「大番」から。

獅子文六が大磯在住のころ、中村屋和菓子店のどら焼きを愛好していたのだとか。
そんな縁から当時映画化・ドラマ化された人気作品「大番」の名前をもらったそう。

お店には獅子文六直筆の題字が飾られていて、そのまま大番のパッケージにもなっています。

食通としても有名な「獅子文六」は、大番を来客時のおもてなしとしても利用していたということなので味への期待も高まります。

大番の餡子は粒餡。練る際には小豆の粒感が残るよう、工夫しているそう。

3代目が作る「おいしい和菓子」

ご主人が大切にしていることは「おいしい和菓子を作ること」。
「和菓子屋さんはおいしくて当たり前」だからこそ、おいしいものを作る試行錯誤は大変とおっしゃっていました。

歴史ある和菓子店ですが、歴史の味を守りつつ時にはお客様の意見を反映した商品が並びます。

「バターどら焼き」はお客さまのリクエストで生まれた商品で、現在はお店の人気商品となっています。
和菓子店では珍しい月餅も並んでいました。新宿中村屋でも有名なお菓子です。

季節に合わせて並ぶ、草餅・柏餅・桜餅などはもちろん、大福の中身も季節の物が入るそう。

お気に入りの和菓子で季節を感じられるのもいいですね。受け継がれる味、新たに生まれる味がこれからも歴史を作っていくと思うと壮大さを感じます。

<購入品紹介>名物「大番」と季節の大福

この日は大番・いちご大福・金柑大福を購入しました。

  • 大番

生地はふわっと、口に入れるとしっとり。小豆の食感をしっかり残した餡子がぎっしり入っていて程よい甘さとコクがあり絶品です。

  • いちご大福

しっかり甘味のあるいちごがジューシー。まわりのお餅がとっても柔らかく、家族も大絶賛でした。姉は「今まで食べたいちご大福で1番おいしい」と大喜び。

  • キンカン大福

熟れたキンカンは皮まで食べやすくなっていて、苦みと甘みのバランスが絶妙でした。

平塚土産にいちおし「中村屋和菓子店」

お店に伺う際、老舗店のご主人ということで緊張していました。お話をしてみると、とても気さくな方でお店についても快く教えてくださいました。

店主は武道がお好きだそうで、休日には運動することが多いそう。店内には空手の表彰状などが飾られていました。
和菓子作りとともに武道にも励む姿は何だかステキですね。

自分用のおやつに、お客様へのおもてなしに、平塚のお土産としてもおすすめの中村屋洋菓子店の和菓子。

人気商品の詰め合わせも多く並んでいるので、初めてでも気軽に購入できます。

平塚の歴史がギュッと詰まった和菓子たち。
お土産として贈る際は、ぜひ平塚の歴史と共にぜひ味わってみてください。

中村屋和菓子店
住所: 神奈川県平塚市錦町3-21
アクセス: JR東海道本線「平塚駅」徒歩5分
TEL: 0463-21-2194
営業時間: 9:00~19:00
定休日: 月曜日

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。