大磯港のすぐ近く 新鮮なしらすは「湘南しらす網元 松道丸」で手に入れよう

湘南の海の宝石といわれる「湘南しらす」。
みなさんもお好きですか。食卓にも、手みやげにも、贈り物にもいいですよね。
今日ご紹介するのは「湘南しらす網元 松道丸」さんです。(以下、松道丸)

湘南しらすとは?

そもそもしらすとは、生まれてから20~50日のイワシの子供のことです。盛漁期は、黒潮にのって沖から入ってくる春しらす(4月から5月中旬)、沿岸で生まれ育った夏しらす(7から8月)、秋しらす(9から10月)があります。「湘南しらす」は、相模湾で漁獲されるしらすの総称で、かながわブランドや名産100選にも認定されており、全国的にもしらすのトップブランドとして有名です。

松道丸の湘南しらすが新鮮でおいしい理由

松道丸は、漁も加工も販売も一手におこなっています。
しらす漁を営む漁業者が自ら加工・販売するのが「かながわスタイル」です!だからこそ、湘南しらすがブランドになっているわけですね。

しらす漁の朝は早く、日の出とともに始まります。漁の方法は「しらす船びき網漁」です。
まずしらすの群れを探します。その魚群を取り囲むように網を入れ、その網をゆっくりとひくことで、しらすの群れを網に入れて漁獲する漁法です。

松道丸は大磯港内に加工工場を構えており、水揚げから加工までの流れがスムーズなので鮮度を保つことができます。
冷凍方法にこだわり、特殊技術で急速冷凍を可能にするフリーザー「凍眠」を導入しています。これは-30℃で急速液体凍結させるものです。食品を傷つけずうまみや栄養分を含むドリップを抑えることができます。だから1年中新鮮なしらすを提供できるんです。

釜揚げしらすに加工するときも、船から5分足らずで釜へ直行します。

釜茹での際は、塩以外に添加物は一切使いません。
シンプルに作られているからこそ、いろんな食べ方ができ、子供たちから年配の方まで安心してお召し上がりいただけます。

「しらす沖漬け」を食す!

取材日は、漁に出ることができなかったため、残念ながら生しらすを購入することはできませんでした。
それでも、お店の方がおすすめしてくださったのが「しらす沖漬け」。

名前の通り、しらすを沖で調味液に漬け込んだものです。船の上で加工が始まる特別な食べ物です。
みなさんは食べたことがありますか。私は今回はじめて食べました!
おすすめの食べ方を聞くと3つ教えていただきましたのでやってみました。

まずは、王道の「オン・ザ・ライス」。

ごはんが、もりもりすすみます!中学生の食べ盛りぐらい、いっぱい食べちゃいそうです。だしをかけてお茶漬けにしてもよさそうでした。

お次は、「冷奴としらす沖漬け」。

なめらかなお豆腐に、しらす沖漬け、ネギをトッピングしました。
クリーミーな豆腐に、しらすの沖漬けのうまみ、ネギのアクセントがたまりません。これは、お酒が飲みたくなるおいしさです。

最後は、「パスタにしらす沖漬けを添えて」。

レシピはとても簡単!
まず、パスタを湯がきます。茹で上がったらバターを適量からめます。最後に、食べる直前にしらす沖漬けを添えます。
「食べる直前」というのが、秘訣です。お店の方いわく、パスタの熱で香りが強く出てしまうとのこと。味付けは、バターの塩味としらす沖漬けだけです。絶妙なバランスで、すごくおいしいです。

どれも手軽に楽しめます。ぜひお試しください。

これからも大切に味わいたい「湘南しらす」

「湘南しらす」は私たちの地域にとって宝のような存在ともいえます。
ですが、変化が生じているとのことです。海水温の上昇などの影響で、黒潮の流れが変わり漁獲量が減っています。
大変厳しい状況に置かれていますが、お店の方は笑顔で営業を続けておられました。「湘南しらす」にかかわる方々も地域の宝ですね。
漁の状況次第でお店の営業日や営業時間も変わりますので、事前に確認してから訪れるのがおすすめです。

これからも大切に味わいたい湘南しらす。ぜひ、足を運んでみてください。人のぬくもりと、変わらないおいしさを味わうことができますよ。

網元 松道丸
住所:神奈川県中郡大磯町大磯1398-6
アクセス:JR東海道本線「大磯駅」から徒歩約11分。車で約5分。
営業時間:9:00~商品がなくなり次第
定休日:不定休※Instagramでご確認ください。
駐車場:来店前に電話でご連絡ください。
電話:0463-61-2626
Instagram:@matsumichimaru

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。