噂の「ヨンマーメン」とは!?地元で愛される町中華・大磯「てるのや」

大磯駅前を通過して平塚方面へ向かって車を走らせていると、国道一号線の旧東海道松並木入口付近にとあるお店があり、いつも前を通るたびに気になっていました。
そのお店の壁には「サンマーメン」「ヨンマーメン」「麻婆ソバ」という表示が。

「サンマーメン」はわかりますが、「ヨンマーメン」ってなんだろう?

ずっと気になってはいたものの、国道一号線から見えるのはお店の裏側のため様子がわからず、これは行って確認するしかないと思い、足を踏み入れてきました。

旧東海道松並木へ入ってすぐ、3階建ての店舗

平日12:00ごろ、近くのコインパーキングに駐車していざお店へ。
こちらが「てるのや」さんです。

ガラッと引き戸を開けると、中には2人用のテーブルが4つあり先客が2組。
突き当たりは厨房となっており、ご主人が鍋をふるっていました。
厨房入り口にはマンガの棚、その上にテレビがあり“ザ・中華食堂”といった感じです。

テーブルや壁など、掃除が行き届いていて清潔感のある店内。
空いている席へと女将さんに声をかけられたので、座ってメニューをながめます。

写真付きのメニューで確認、とろみ系多し

単品で麺類やチャーハン、どんぶり、野菜炒めなどがあり、野菜炒めやカツの定食もあります。
写真で「ヨンマーメン」は確認できました。
全体的に麺類はあんかけスタイルのようです。

ビジュアル的に「トーメン」(豆腐のあんかけがかかっているラーメン)も気になりましたが、初志貫徹で「ヨンマーメン」を注文。
チャーハンも食べたかったので半チャーハンにして「ヨンマーメン」の麺を半分にしてもらいました。

てるのやさんでは「ラーメン」の半分サイズの提供はありますが、他の麺はお値段そのままで麺を減らす対応をしていただけるそうです。

噂のヨンマーメン、いざ実食

ヨンマーメン(麺半分)が運ばれてきました。
看板ではひらがな表示の店名でしたが、どんぶりの縁に「輝乃家」と漢字で店名が書かれていました。

醤油スープのラーメンにモヤシやニラを炒めた、あんかけがかかっています。あんかけがツヤツヤでおいしそうです!
その上にチャーシューと刻みネギ。ラー油で味付けされています。

ヨンマーメンの名前の由来は「サン(3)マーメンに一品(辛味のネギ)足したから、ヨン(4)マーメン」とのことでした。

ひとくちスープをすすると醤油に酸っぱい+ピリ辛がまざりあった熱いスープが空っぽの胃にしみわたります。
うーん、おいしい!
ラー油でピリ辛が足されてはいるものの、激辛が苦手な私でも大丈夫でした。

麺は細いちぢれ麺で醤油味のスープとよく合います。
そして炒めてあるモヤシのシャキシャキ感と、あんかけのトロミが絶妙なバランス!

なにより感動したのはチャーシューの柔らかさ!もっと食べたかったなぁ。

優しい味のチャーハンも絶品

半チャーハンと香の物が運ばれてきました。

チャーハンはしっとりとパラパラの間くらいで玉子の優しい味がします。
酸っぱ辛いヨンマーメンのスープと交互に食べるとちょうど良いあんばいです。

ひとりで訪れていたので食べきれるか心配で半分サイズにしましたが、これならフルサイズでいけたかも(笑)。

常連さんらしき方は、かた焼きそばを注文されていましたが、こちらはかなりのボリューム感で注文するなら数人で行ってシェアするのもありだなと思いました。

店内にはあのレジェンドのサインも

まさかの長嶋茂雄さんのサインが飾られていたのでパシャリ。
大磯にいらっしゃってたんですね。

食事をしている間も、ご近所らしい方がふらりと入ってきてメニューを見ずに注文されていました。
店内にあったテレビで流れていた番組が偶然大磯の特集だったため、常連さんたちと女将さんの話が弾んでいて、その気安い雰囲気がなんかいいなぁと思いました。

噂のヨンマーメン、今度はフルサイズで注文したいと思います。
でも、トーメンも気になってます(笑)。

地元で長く愛される居心地の良い町中華「てるのや」さんにみなさまもぜひ足を運んでみてください。

てるのや
住所:神奈川県大磯町大磯1869
アクセス :JR東海道線、大磯駅から徒歩約7分
連絡先:0463-61-0654
営業時間:ランチタイム 11:00~14:00 ディナータイム 17:00~19:00
休業日:木曜日(水曜日と日曜日は夕方休み)

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。