平塚のサーファー御用達!イタリアンレストラン「HOW SWEET」

平塚駅から南側のエリアは海までの距離が近く、平塚市内でも少しおしゃれな地区だと地元民でも認識があります。学生の頃、私の実家は海から歩いて5分のエリアにあり、いつも海がある生活を楽しんでいました。

今日はそんな地区のひとつ、菫平(すみれだいら)にある、地元サファー憩いのお店「HOW SWEET(ハウスイート)」さんをご紹介したいと思います。

HOW SWEETさんは花水台と黒部ヶ丘の間にある町内で、すみれ平という地区にあるイタリアンレストランです。
私の幼馴染が御用達ということで仕事がオフの日に待ち合わせて、取材に行かせていただきました。

この日はいい波が立ち、お店に着くなりマスターと「今日はあそこの波より大磯だったね。」なんて波談議が始まりました。

小粋な音楽で昼間からルンルンしちゃう店

少し早めのお昼に伺い、幼馴染を待っている間に店内の写真を撮らせていただきました。
お店の外観はやわらかいグリーンとアイボリーの建物で、小さいながらも存在感のあるおしゃれな店構えです。
以前から気にはなってはいたのですが、なかなかチャンスがありませんでした。
「おいしい店なんだよ」といつも話を聞かされていたので取材日がとても楽しみでした。

幼馴染が波乗りをしてからの合流だったので、着替えてくる間に先に店内で待たせていただきましたが、とても気さくなオーナーでもっと早く来ればよかったと思ったくらいでした。
席に着いてメニューを見ながら待っていると、心地よいサウンドが流れ、こんなにおしゃれで良いのかしら?というくらいワクワクしました。レコードが並んでいたり、カセットテープがあったり、それだけでこだわりのお店だということがわかります。

BGMのジャンルは色々持ち合わせており、さまざまなシーンに合わせてオーナーが選択しているようで、時にはリクエストなども受け付けてくれそうでした。

席に着くなり波の話で盛り上がっている2人をよそに、私はこちらのお店のおすすめをさっそくオーダーすることにしました。
結局迷って幼馴染に選んでもらいましたが、彼は頻繁に来店しているので、「これもおいしいんだけど、一昨日これ食べたんだよねぇ」と笑っていました。
その様子からも本当にこのお店が好きなようで、メニューはお任せして正解だったと思います。

壁に飾られたリースなどは近所の花屋さんの作品をディスプレイ販売しており、地域のつながりを感じてほっこりしました。

シャイなオーナーは「自分は写らなくていいです」とすぐに背中を向けてしまわれ、作業開始!優しそうなお兄さんです。

居心地の良さは抜群

初めての店はなんとなく緊張して、ましてや取材ともなると自然体でいるって普通はできないのですが、幼馴染を待つ間も気さくな雰囲気でお話くださり、ご自身もお店の近くに住まわれているとのこと。
なんとスケートボードで出勤されるのだとか!

お店をオープンして6年、元々は藤沢市出身のオーナーですが、奥様のご実家が平塚なのだそうです。海をこよなく愛する男として平塚に縁があり、ご自身もサーフィンをされるということで自然とこの地に店を構えようと思ったとの事。
お店を訪れた人に「くつろいでもらいたいなぁ」と、そんな気持ちから海に近いこの場所にお店を決めたとの事でした。

お料理はこれまでイタリアン、ピザを探求していたので迷わずイタリア料理店と決めたそうで、こだわりのあるお料理だと幼馴染には聞かされていました。

お料理を待っている間、外のコンバーチブルのおしゃれな車や、信号待ちをするドレッドヘアーのかっこいい女子、大きな犬を散歩させるご近所の方を眺めていました。地元っていいなぁと心から思いました。

実際、学生時代にはわざわざ帰り道と反対側の花水商店街まで友達と歩いて来て、途中にある本屋さんで折り返すという実に無駄な、だけど貴重な時間を過ごしていました。

いざ、実食 ♪

ランチメニューから幼馴染のおすすめを選んでもらったのですが、しっかりしたサラダがついてくることに驚きました。これがとても丁寧な仕上がりで、フワッとした葉物に根菜が入り、バランスの取れた酸っぱすぎないドレッシングがかかっています。とても気に入りました。
「な、うまいだろ?」と子どものように自慢するようなお茶目な顔をした幼馴染にも笑えましたが、「本当だね。」と素直に答えられるほど気に入りました。

喉が渇いていたのでここでビール・・・と言いたいところですが、本日はお仕事での来店なので次回の楽しみにとっておき珈琲をいただきました。この珈琲も丁寧にドリップされ、私の口にあったとてもおいしいものでした。

幼馴染は当然ビールを注文!波乗りって体力が相当いるのですが、中年になっても変わらず遊んでいる彼はとてもキラキラしていました。いい大人になったなと。
「俺はこの地で育ててもらったからね。いい街だよ。」とうれしそうに語ってくれました。

おすすめの2品をシェアしていただきましたが、蓮根のカルボナーラがとってもおいしくてほぼひとりで食べてしまいました。
ピザも生地にとてもこだわりがあるそうで、もちもちしてカリッ、サクッとした食感でこれはビールが合うわ・・・と納得でした。
メニューも地元の食材を使い、その時の仕入れで少しずつ変えて提供しているそうです。

もちろんレストラン&バーなので夜も営業しています。ご近所の方などがやってきて、のんびりお店で過ごすことが多いという地域密着のレストランでした。
取材をしている間も、あっという間にお店が満席になりお断りしている場面もあり、平日なのに繁盛しているなと感じました。

お店のコンセプト通りのんびりゆったりくつろいで、お腹がいっぱいになったところに、幼馴染が「ここのデザートさぁ・・・めっちゃうまいんだよ。」と言うもので、どうしても食べてみたくて頼んでしまいました。

期待を裏切らないってこういうことね!と手作りプリンのおいしいことと言ったら。
素朴なプリンかとおもいきやクリームブリュレのような感じでとろーりとした品の良いおいしいプリンでした。
お代わりした珈琲に絶妙にマッチして、とても充実した最高のランチタイムでした。

花水地区には小さな商店がたくさんあり、おいしいお店や雑貨店などを散策しながら海に遊びに行っても良い、絶好の場所です。
サーファーの彼らは定期的に海をきれいにするためにクリーン活動に参加したりと、エコに配慮した生活を取り入れながら自然と共存する楽しさを知っている人たちが住む地域でもありました。

ぜひそんな街とお店を覗きに行ってみてはいかがでしょうか。

HOW SWEET
住所:神奈川県平塚市菫平19-18
アクセス:JR東海道線「平塚駅」南口よりバスで約6分、浜岳下車徒歩50m
電話番号:0463-73-6440
営業時間:11:30-14:30 LO/13:30(水曜日はディナータイムのみ営業)
17:30-22:00 LO/21:00
定休日:火曜日(水曜日は不定休)

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。