香川の本格さぬきうどんが大磯で食べられる|大磯「さぬきうどん讃州」

大磯駅改札を出て、国道一号線へ向かう途中の大磯小学校の向かいにある「さぬきうどん讃州(さんしゅう)」さんは、本場香川県のうどんが楽しめる讃岐うどん専門店です。

駅から徒歩5分圏内というアクセスの良さ。私は車で訪れていたので、店の駐車場に停めました。
駐車場の入口は一方通行の道なので、国道一号線沿いの横浜銀行のわき道から入り、道なりにぐるっと回る必要があります。

ご両親が香川県出身で幼いころから1日1食はうどんを食べて育ったという店主。
讃岐うどんのおいしさを関東の方に知ってもらいたいと、香川県高松市にある有名店「鶴丸(つるまる)」さんという有名店で修行後、大磯に開店しました。

のれんがかかった入口の右側にある窓から、タイミングが良ければ店主がうどんを打ったり切ったりする様子を見ることができます。

どこか懐かしさのあるノスタルジックな店内

レトロなポスターが貼られている店内は、ノスタルジーな雰囲気。
奥にはカウンターがあり、店主のお母様と思われる方がそこから厨房に声をかけたり、出来上がった料理を受け取って運んだりしています。

私がうかがったのは開店してすぐでしたが、すでに2組の方がいらっしゃっていました。
案内された席に座り、メニューを眺めます。

おすすめの「大磯辺(おおいそべ)」は、大磯+磯辺が合体した看板メニュー。
丼からはみ出さんばかりの大きなちくわの磯辺揚げがのっています。

定番のぶっかけやきつね、月見、釜上げの他にもとろろや和牛など、魅力的なラインナップで目移りしてしまいます。

天丼、他人丼、親子丼+うどんの定食も充実しています。

夏季限定の「サラダうどん」「冷やしうどん」も捨てがたい。
もしくは、シンプルに釜上げうどんにしてサイドメニューから唐揚げや天ぷらを追加しようか。

さんざん迷った挙句、天ぷらとうどんが一緒に楽しめる「ぶっかけ天(冷)」を注文しました。

ちょうど私が座っていた席から、店主がうどんを包丁で切っているのが見えました。

他のお客さんがうどんをすする音や、テレビから聞こえる高校野球の実況や歓声、包丁のリズミカルな音、天ぷらを揚げるパチパチという音が、店内の静かさを強調していて落ち着く空間でした。

注文を受けてから揚げるサクサク天ぷらとコシのある麺が絶妙

ぶっかけ天(冷)が運ばれてきました。
つやつやの麺の上に、しし唐・ナス・えび天がのっています。
写真ではわかりづらいかもしれませんが、つゆの表面に粉のようなものが浮いています。

まずはうどんを一口。
固すぎず柔らかすぎない、適度なコシのある麺です。
スープの表面に浮いている粉のようなものは「ショウガ」でした。これがだしつゆに効いていて、おいしい!

讃州さんでは、うどんのだしに使う鰹・昆布・煮干しや細ネギなどを香川県から取り寄せており、本場の味にこだわったうどん作りをしているそうです。

うどんは最高級の粉をその日の天候によって塩分調節しながら練り、こねて足踏みをして製麺されているとのこと。

天ぷらも、揚げたてということもありサックサク!
エビ天はプリッと大きく食べ応えがありました。

うどん以外にも魅力的な「冬のお楽しみ」も

後から入ってきたお客さんがビールと天ぷらを注文。
暑い日に冷たいビールとサクサク天ぷらも魅力的だなぁとうらやましくなり、車で来たことを後悔しました。

そういえば、時期的には稼働していないのか店内の隅に「おでん鍋」が置いてありました。
こだわりのつゆを使ったおでん、期待が高まります。
おでんをツマミに飲んだ後のシメうどんも最高じゃないか!と思い、おでんの時期になったら絶対電車で来ようと決めました。

うどんや丼物、サイドメニューの天ぷらはテイクアウトや出前もやっているそう。

本場香川県で修行した店主が、材料や天候にもこだわって作る讃岐うどん、みなさまもぜひ足を運んでみてください。

さぬきうどん讃州
住所:神奈川県中郡大磯町大磯1161-19
アクセス:JR東海道本線「大磯駅」徒歩約5分
営業時間:11:30~21:00
TEL:0463-61-1623
定休日:火曜日夜、水曜日
駐車場:2台
支払い:現金、かながわPay
HP:http://www.sanukiudon-sanshu.com/

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。