知る人ぞ知る穴場!平塚市総合公園 日本庭園

西湘地区の日本庭園と言えば、大磯の旧吉田茂邸や旧三井財閥別荘跡地が有名です。しかし平塚市内にも知る人ぞ知る穴場の日本庭園があり、休日でもゆったり過ごせます。
今回は駅から散歩でもバスでも行ける平塚市総合公園の日本庭園(以下日本庭園)とレストラン大原をご紹介します。

駅から歩いて30分 バスなら7分です

日本庭園に徒歩で行かれる方は、平塚駅西口改札を出て右の階段を降り、歩いて約30分で到着します。
階段を降りて突き当りを右折して、コンビニエンスストアのある交差点を左折してください。しばらく直進すると左手に平塚市総合公園が見えてきます。

地図アプリにふれあい動物園と入力すると、日本庭園から離れた所に案内されるのでご注意ください。

バスを利用される方は平塚駅北口4番乗り場(矢印の乗り場)から、平62,63,65,68,86,97のバスで約7分の停留所の総合公園で下車してください。
その際、「平67」だけは総合公園には行きませんので、乗車時に運転手さんに確認してください。

江戸時代は徳川家康の鷹狩りの宿泊所が

江戸時代、この一帯は徳川家康の鷹狩りの宿泊所の中原御殿があり、建物の周りを囲む林は幕府の直轄林でした。この「中原御林」のほとんどが現在の平塚市総合公園となっています。
明治時代は海軍の火薬廓となり、後に農林省の園芸試験場に姿を変えています。
順次整備の上、現在は総合公園として各種スポーツ施設等市民の憩いの場として利用されています。

バス停を降りて100mほど直進すると管理事務所の入口があります。
そこを左折して右に管理事務所を見ながら100mほど進むと日本庭園の入口が左に見えます。

実はこの日本庭園は、平塚市総合公園が開園する前に先行して一般公開したそうです。面積が2200坪ある回遊式の庭園は平成元年10月に開園しました。

入口は3か所あります。
入園時間は季節により異なりますのでこの文章の最後に掲載しました。確認してくださいね。
自転車の乗り入れと犬等を連れての入園は禁止です。

しばし別世界に浸ってください

日本庭園は池を囲む周遊コースになっています。どちら周りでもかまいませんが景色の趣きが全く違って見えるのがおもしろいですね。

池にかかる橋からの眺めもまた異なる表情を見せます。

池には大きな鯉がゆっくり泳いでいますが餌はやらないでくださいね。

橋を渡って向こう岸のあずまやで休むこともできます。

天気がよく、亀も気持ちよさそうですね。

あずまやでしばらく休んでも、だいたい30分あれば景色と風情を堪能できると思います。

のどが渇いたら一休みしましょう

日本庭園の隣の大きな池に噴水があります。

噴水の向こうに建つガラス張りの建物でティータイムです。

秋から初冬、特に紅葉シーズンはテラスがおすすめですよ。

レストランは年中無休ですが宴会等の予約が入って喫茶が利用できない時もあります。営業時間が変わる場合もありますのでお出掛け前にお問い合わせされた方が確実です。

レストラン大原 0463-35-2500
営業時間 11:00-16:00
ラストオーダー15:30

私はケーキセットを注文しました。

飲物はコーヒーと紅茶(ホットとアイス)、ケーキは入口のショーケースの中から選べます。
実はこのケーキはレストランご自慢の手作りです。甘過ぎない生クリームがシャインマスカットの風味を引き立てる隠れた名品です。
お値段は750円ですが、ここでランチを召し上がった方には650円でいただけるサービスがあります。ガラス張りの窓から噴水を眺めながら、ここでもゆっくりと過ごせます。

閉園までまだお時間のある方はレストランから見える「ふれあい動物園」に立ち寄られてはいかがでしょうか。

実はこちらのふれあい動物園は今年の3月に西湘Loverでご紹介しています。

残念ながら現在はカピバラに会う事はできなくなっています。羊やヤギの餌やりやポニーに乗る事もできるのでぜひご覧になることをおすすめします。

平塚駅まで帰るバスは、降りたバス停の通りをはさんだ向かい側です。本数は頻繁にありますので安心してお帰りください。

平塚市総合公園 日本庭園
住所: 神奈川県平塚市大原1-1
アクセス:JR東海道線「平塚駅」西口より徒歩約30分
バスの場合 「平塚駅」北口4番乗り場より約7分「総合公園」前下車
※注意 平67田村車庫行きのみ「総合公園」には行きません
電話:0463-35-2233 (管理事務所)
定休日:なし(体育館、ふれあい動物園等は月曜日休館、休園)
開園時間:9:00-17:00 (6月から9月は9:00-19:00)

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。