平塚市が誇る七夕を音楽で歌い継いでいく「星空のレジェンド」

音楽は、私たちの生活に彩りを与え、心を豊かにしてくれますよね。
実は毎年、平塚ならではの七夕物語にちなんだコンサートが行われていることをご存知でしょうか?
七夕の音楽は時代を超え、いつまでも歌い続けられています。

今回は、七夕が有名な平塚だからこそ、魅力が詰まったコンサート「星空のレジェンド」の紹介です。

1年に1度の七夕にちなんだコンサート!

「創作合唱物語 “星空のレジェンド” 七夕によせて」は、平塚合唱連盟設立20周年を記念して企画されたのが始まりです。
2015年6月が初回の公演となり、今年で第8回目となります。

伝統のひらつか七夕まつりのさらなる活性化のサポートとして、七夕物語を題材としてシナリオが作られています。

今年の公演は、七夕まつりを文化芸術面から盛り上げるために、改良を重ねながら平塚市ならではの特色を活かしています。
出演者の活動が通常通りに戻った今年は、平塚文化芸術ホールの大ホールにて無事に公演されました。

今年は平塚フィルハーモニー管弦楽団との共演で、これまで以上に観客の心を揺さぶるハーモニーが全体に響き渡りました。

コンサートの関係者以外は公演中の写真撮影や動画などの撮影が禁止されていました。
関係者やプロのカメラマンが各配置でスタンバイして公演を待っていました。

私は公演前と休憩中に写真撮影をさせていただきました。

前半は独唱によるスペシャルコンサート!

第1部では、ソリストによるスペシャルステージでした。
バリトン(男性の中位の声域)、ソプラノ(女性の高い声域)、テノール(男性の高い声域)の3人の歌手の独唱でした。
それぞれの独創に合わせたピアノメインの演出で、ソリストの特徴をよく引き立てていました。
観客が一度は聞いたことのある名曲などを含め、それぞれ3曲ずつ披露がありました。

なんと今回の公演では、平塚市出身のキャストさんがいらっしゃいました♪
ソプラノ歌手の「高橋香緒里さん」とナレーションの「いっしーさん」の2人です。
平塚市出身ということもあり、とても親近感が湧きました。

いっしーさんは序盤から終盤まで気持ちのこもったナレーションを務めていたので、会場の雰囲気もより一層華やかとなりました。
高橋さんは第1部のソプラノ独唱として、そして第2部の創作物語にて、織姫役としても登場していました。
終始、綺麗な歌声が会場に響き渡っていました。

第1部の高橋さんの歌劇では、「ロミオとジュリエット」からも選曲されていて、その歌唱力から思わず私もその世界観に引き込まれてしまいました!

すでに第1部で圧倒されてしまいました。
第2部に移行する前に15分の休憩があり、この時間にロビーに向かいました。

ロビーには、星空のレジェンドの歴史の資料や、博物館による空の展示会がありましたので覗いてみました。

後半は壮大な創作合唱物語!

第2部では、13もの章で展開する創作合唱物語でした。
星空のレジェンドの特徴として、オペラとは異なり演劇は行わず、ナレーションと合唱により物語が展開されます。

多くの人が七夕の登場人物として想像するのが、“織姫と彦星”をイメージすると思います。
このコンサートでは、“ヴェガとアルテオ”として物語に登場してくれました。

この演奏の中で、この2人は壮絶な経験をしていることがひしひしと伝わりました。
出会いや別れ、運命がテーマとなる物語なので、さまざまな感情が忠実に再現されていました。

人間が普段感じる「喜び、怒り、哀しみ、楽しみ」といった喜怒哀楽が音楽と共表現されていて、自然と感情移入してしまうほどでした。

フィナーレまで片時も目が離せません!

フィナーレではソロから全合唱まで、さらにはダンスチームも加わりにぎやかになりました。
物語の途中のシリアスな展開とは一転して、1番明るく希望に満ち溢れた演出でした。
出演者1人1人の歌声から繋がれているハーモニーは印象強く残る公演となりました。

まずはここ平塚から、このコンサートを通して、七夕にちなんだ歌を多くの人に歌って親しまれてほしいという願いが込められています。
音楽の楽しさと素晴らしさを広め、市内の音楽文化の向上・発展に貢献した素晴らしい公演でした。

最後に第1部と第2部の休憩時間に撮影させていただいた写真です。

みなさんもぜひ来年の第9回「星空のレジェンド」コンサートを鑑賞してみてはいかがでしょうか?

星空のレジェンド 平塚
住所: 神奈川県平塚市見附町16-1
アクセス:JR東海道線「平塚駅」西口から徒歩約5分

公演日 : 2023年9月18日(月)
次回公演日 : 未定

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。