休みの日に、子どもと一緒に公園に行くのはお好きですか。
大磯町は子どもたちのことを大切にしてくれる町です。子どもたちの居場所である公園施設のリニューアルを進めています。
今回は、その中の1つ「仲よし公園」をご紹介します。
みんなが使いやすい公園
いろんな人たちが利用しやすいようにさまざまな工夫がなされています。
トイレは男子トイレ、女子トイレだけでなく車いすの方も利用しやすいトイレがあります。スロープもあるので安心して利用することができます。
また、砂場がこんな風になっているのをご存じですか。
これは「テーブル砂場」といいます。車いすに乗ったまま遊べる砂遊び用のテーブルです。地べたに座り込んで砂で遊ぶという概念をくつがえして、負担なく遊べるってすばらしいですね。高さの違うテーブルが2つあるので、大きな子も、小さな子も一緒に楽しく遊ぶことができます。
ブランコは3つありますが、そのうちの1つは体をしっかり包み込む安心設計のものが導入されています。小さな子や体が不自由な子も安心して楽しめます。気持ち良い風を感じてほしいですね。
想像力で遊び方無限大の遊具たち
すべり台、音がでる遊具、パズルなどいろんな遊具が1つになった大型複合遊具は、子どもたちの興味に合わせて楽しむことができます。
すべり台が大小2つあり大きな子も小さな子も一緒に楽しめますね。わが子がたくましく棒をのぼったり、ロープの橋をわたったりして冒険する姿を写真におさめるのもいいですね!
この遊具はなんだとおもいますか?
カラフルなゴムチップ素材の遊具です。丸みのある形で、適度な弾力があり、のぼったり飛んだりして遊びます。
私が子どものころには見たことがないのですが、みなさんはいかがでしょうか。遊ぶプロである子どもたちはこの遊具を使いこなすこと間違いなしです!
こちらは「スクエアベンチ」といいます。正方形で広いベンチですので、荷物を置いたり、赤ちゃんがお昼寝したり、お弁当を食べたりするのにもいいですね。桜の木も近くにあるのでお花見のシーズンも楽しめます。
地域の安心安全に貢献する設計
子どもたちが自由に遊びまわる居場所だからこそ安心安全はかかせません。
公園の出入り口のフェンスにはこんな工夫がされています。透明の板を取り付けることで道路から顔を出さずに自転車や車などが近づいていないかを確認することができるようになっています。そして、駐車禁止の立て看板も安心です。
さらに災害が生じた時、仲よし公園は強い味方になってくれます。
町内のいろんなところに設置されている防災倉庫が、仲よし公園内にもあります。いざというときに私たちを助けてくれる物資が保管されています。
お次はベンチにご注目ください。
このベンチ、ただものではないんです!
なんと「かまどベンチ」といいます。その名の通り、災害時に炊き出しで利用できるかまどが収納されています。おこってほしくないですが、災害が発生したときにみんなでこの公園に集まって助け合いながら乗り切ることができるようによく整えられています。普段から公園を利用しておくと、ご近所さんとも顔見知りになっておくこともできそうです。
地域の人たちを大切にする公園づくり
近所に住んでおられる方は次の画像を見て懐かしく思われるかもしれません。
パンダの乗り物です。実はこれ、以前からこの公園にあったものです。かなり古くなっていたので撤去する予定だったものの「残してほしい!」という声がたくさん寄せられたそうです。それで、塗りなおしてリニューアルすることになりました。
公園って、その地域にずーっとあるものですよね。リニューアルして使いやすくなるのはうれしいですが、愛着ある場所が変わっていくことは、すこしさみしさを感じます。そんな時に、このパンダの乗り物のように残されるものがあるとホッとしますよね。
みなさん、いかがでしたか。大磯町が力を入れている公園施設のリニューアル。その1つである「仲よし公園」はみんなが自分の居場所に感じる場所です。ぜひ足を運んでみてください。
仲よし公園
住所:神奈川県中郡大磯町大磯1935
アクセス:JR東海道線「大磯駅」より徒歩で約10分
駐車場:なし